【職場】いい人だけどイライラする人の特徴とは?心理学的視点から解説

悩んでいる人

普段は優しくて真面目だけど、何かに話してるだけでイライラしてしまう

このような疑問について考えてみます。

本記事では、「いい人だけどイライラする」人について、特徴や理由、育ち方、効果的な対処法などについて解説します。

この記事を読めば、イライラしてしまう「いい人」たちと接するときのコツや、自分自身がイライラしてしまう原因や対処法を知ることができます。

また記事後半では、イライラすることがもたらす悪影響についても知ることができ、健康にも配慮した適切な対処法を実践することができます。職場でのストレス対処にも役立つ記事です。

それではいきましょう。

目次

いい人だけどイライラする人の特徴

「いい人だけどイライラする」という状況には、何らかの特徴があると言えます。

ここでは、その特徴について詳しく解説していきます。

①異常な共感能力

「いい人」は他人に対して共感することが得意ですが、過剰に相手の気持ちに入り込んでイライラさせてしまうことがあります。

例えば、「ここ教えてほしい」と頼んだだけなのに、「実はこれもね…」と頼んでもないとこまで教えてくるとか。「小さな親切、大きなお世話」とはこのことです。

本人に悪気がないのが、余計に相手をイライラさせてしまいます。

②優しいけど仕事が遅い

「いい人」は優しさが売りのため、周りに合わせることが多い傾向にあります。

そのため、適切なペースで物事を進めることができず、仕事が遅れてしまうことがあります。

その結果、周囲の同僚はストレスがたまりイライラしてしまいます。

③人の悪口を言う

「いい人」だけど、人の悪口を言ってしまう人がいます。

このタイプは「好きな人」が決まっていて、その人に対してはいい人。でも「嫌いな人」には、平気で陰で悪口を言ったりします。これは、他人を褒めることで自分自身を高めようとする心理的な傾向があるためです。

周りの人たちと合わせようとして、無意識に人の悪口を言ってしまうのです。

④話が長い

「いい人」は人と話すことが好きで、相手に深い興味を持つ傾向が強いです。

なので、比較的に話が長くなりすぎてしまい、イライラさせてしまうことがあります。

話が長いので、仕事も遅い人が多いです。

⑤仕事に対してネガティブ

「いい人だけどイライラする」人は、自分自身に対して厳しい傾向がある一方で、仕事に対してはネガティブな見方をしていることがあります。

例えば、「どうせ俺なんか…」と、自分の能力に自信が持てず、失敗を恐れてしまう。

「謙虚でいい人」も度が過ぎれば、ただ単にイライラするだけです。

⑥自分に酔っている

「いい人だけどイライラする」人は、自分に酔っていることがあります。

このタイプは「自分は周囲からいい人だと認識されている」と知っていて、自分自身を過信し、自分が持っている特別なスキルや才能について過剰な自信を持っている傾向が強い。また、自分自身を高く評価し、他人よりも優れていると考えてもいます。

この心理から、自己中心的な態度や行動が目立つことがあります。

⑦自分が常に正しいと思っている

「いい人だけどイライラする」人は、自分が常に正しいと思っていることがあります。

自分の意見や考え方に固執し、他人の意見を聞くことを拒否することがあり、自分自身が誤った行動をとってしまった場合でも、自分が正しいと信じ、他人の非難や批判を拒否することがあります。

このような態度や行動が、周囲の人々をイライラさせる原因の一つになっています。

いい人だけどイライラする理由

悩んでいる人

この人いい人なんだけど、なんか鼻につくんだよなあ…

このように考えてしまうのには理由があります。

①職場が高ストレス環境

イライラする理由として、職場が高ストレス環境であるためにイライラしている人もいます。

例えば、仕事は残業三昧、上司の性格も最悪。こんな高ストレス環境であれば、どんなにいい人とはいえ、小さなことでもイライラするのは当然です。

仕事内容、同僚や上司との人間関係など。これらのストレス要因が重なると、イライラすることが増えます。

②給料が仕事に見合っていない

イライラする原因として、給料が仕事に見合っていない場合があります。

給料に見合わない仕事をしていると感じると、不満やストレスがたまりやすくなり、小さなことでもイライラする原因に。

いい人とはいえ、ムカついてしまうのです。

③同族嫌悪

同族嫌悪とは、自分と似たものに嫌悪感を持つことを指します。

イライラしてしまう原因は、以下のツイートのとおり。

もしかしたら、あなた自身も「いい人」で、同族嫌悪でイライラしているだけかもしれません。

いい人だけどイライラする人の育ち

いい人だけどイライラする人ですが、子供のころから「いい子であること」を求められて育ったため、自分の気持ちや欲求を抑え込むことが多かったと言われています。

また、親が過保護であったり、兄弟や友人との競争が激しかったりした場合にも、自分を主張することが難しくなり、ストレスがたまりやすいとされています。

いい人でもイライラしにくい人の特徴

「いい人だけどイライラする」という悩みを抱える人にとって、イライラしない人の特徴を知ることはとても役立ちます。

ここでは、いい人でもイライラしにくい人の特徴を紹介します。

①感情のコントロールが上手

感情のコントロールが上手な人は、周囲をイライラさせません。

感情をコントロールすることができれば、自分自身を抑えることができ、周囲に迷惑をかけません。

だから、感情のコントロールが上手な人は、イライラさせることが少なくなります。

②ストレスのコントロールが上手

ストレスのコントロールが上手な人は、イライラさせることが少なくなります。

いい人でも、平気で悪口言ったりしてストレス発散する人がいます。こんな人を見ていれば当然イライラしてきます。

しかし、自分自身でストレスコントロールができる人は、周囲に迷惑かけないため、イライラさせません。

③自分に厳しく、常に謙虚

自分に厳しく、常に謙虚な人は、自分自身を客観的に見ることができます。

自分に対して厳しく、自分の行動を反省することができる人は、自分自身を改善しようとするため、イライラさせることが少なくなります。

また、謙虚な人は、自分が間違っていると認めることができるため、イライラさせることが少なくなります。

「いい人だけどイライラする人」への効果的な対処法

「いい人だけどイライラする人」と付き合うのは難しいものですが、その人と上手く付き合うためにはいくつかの効果的な対処法があります。

以下にその対処法をいくつかご紹介します。

①距離を置く

「いい人だけどイライラする人」との接触を減らすことで、その人のネガティブなエネルギーから自分を守ることができます。

特に職場の場合、関われば関わるほど時間を無駄にするだけなので、必要以上に関わらないようにすることが大切です。

②相手の立場になって考える

相手の立場になって考えることで、その人がイライラする原因やストレスの原因を理解することができます。

相手に共感することで、その人との信頼関係が築かれ、良好な関係を保つことができます。

③的確なフィードバックを与える

「いい人だけどイライラする人」と付き合う際には、その人の行動について的確なフィードバックを与えることが大切です。

ただし、その際には、相手が攻撃的にならないように、注意深く言葉を選ぶことが重要です。

④自分自身の感情を管理する

相手がイライラしているときに、自分自身も同じように感情的になってしまうことがあります。

こんな場合は、自分自身の感情をコントロールし、冷静に対処することが大切です。

相手に対して、冷静に接することができれば、関係を修復することができます。

⑤相手と話し合う

「いい人だけどイライラする人」の行動に不満がある場合は、直接的に相手と話し合うことが大切。

その際には、相手が攻撃的にならないように、相手の立場に立って話し合うことが重要です。

相手と話し合うことで、問題の解決につながることがあります。

「いい人だけどイライラする人」が職場で増える理由

「いい人だけどイライラする人」が職場で増える理由としては、以下のようなものが考えられます。

  • 職場のストレス
  • 人間関係のトラブル
  • 個人の性格

職場において、上記のように様々なストレスが存在します。

そして、そのストレスは、相手もあなたも抱えているものです。

だからこそ、「いい人そうでもイライラする人」の増加につながっているのです。

職場での上司や同僚との付き合い方

「いい人だけどイライラする」人が職場でうまく付き合うためには、以下のような対処法が有効です。

  • コミュニケーションを大切にすること
  • 自分の感情をちゃんと表現すること
  • プレッシャーをかけすぎないこと
  • 上司や同僚との関係を改善すること

コミュニケーションを大切にすることは、職場でのトラブルを未然に防ぐためにも重要です。

そして自分の感情をちゃんと表現することで、相手に自分の気持ちを伝えることができ、トラブルの解決につながることもあります。

また、プレッシャーをかけすぎないことで、自分自身のストレスを軽減することができます。

上司や同僚との関係を改善するためには、以下のような方法があります。

  • 相手の立場に立って考えること
  • お互いの長所を認めること

相手の立場に立って考えることで、相手の気持ちを理解することができ、トラブルを回避することができます。

また、お互いの長所を認めることで、相手との信頼関係を構築することができます。

「いい人だけどイライラする」が生む悪影響とは?

「いい人だけどイライラする」ことが長期的に続くと、様々な悪影響をもたらす可能性があります。

その一つが、ストレスによる健康被害です。

ストレスは、心身に様々な影響を及ぼし、免疫力の低下や生活習慣の乱れ、心身の疲労などを引き起こすことがあります。また、イライラが長期的に続くと、うつ病や不安障害のリスクも高まります。

さらに、イライラが職場で発生する場合、同僚や上司との関係性にも悪影響を及ぼすことがあります。

イライラした態度や言葉が相手に対して嫌な印象を与え、信頼関係やコミュニケーションが損なわれることがあります。また、イライラが原因でミスやミスコミュニケーションが起こった場合、仕事の品質やスピードにも悪影響を及ぼすことがあります。

イライラは、自分自身だけでなく、周りにも悪影響を及ぼすことがあることを忘れずに、早めに対処することが大切です。

健康への影響を最小限にするためには、ストレスを軽減する方法を探すことが重要です。ストレスを軽減する方法としては、運動やマインドフルネス、音楽鑑賞やお風呂など、自分に合った方法を見つけて実践することが良いでしょう。また、職場でのイライラを軽減するためには、上司や同僚とのコミュニケーションを改善することも必要です。

まとめ

「いい人だけどイライラする人」について、その特徴や理由、育ちについて解説しました。

仕事や人間関係などでイライラすることは誰にでもあることですが、その繰り返しは心身に悪影響を与えます。

イライラしてしまう原因を理解し、ストレスのコントロールや感情のコントロールを上手にすることが大切です。

また、イライラする人との接し方にも注意が必要です。相手の立場や気持ちを理解し、上手にコミュニケーションを取ることが大切です。

イライラする「いい人」が多い職場では、ストレスやトラブルが起こりやすくなります。

そのため、職場全体でコミュニケーションを改善することが必要です。

健康への影響を避けるためにも、イライラする原因をしっかりと理解し、上手に対処することが大切です。

今回は以上。

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