偽善者ってよく聞くけど、どんな人を偽善者と言うの?偽善者の特徴を教えて!
こういった疑問に答えます。
- 偽善者とはどんな人なのか
- 偽善者の5つの特徴
- 偽善者が嫌われる理由
- 偽善者にならないための対処法
- 偽善者への接し方
この記事を書いてる私は、両親の「まわりに優しくしなさい」に従い、20年以上優しい人を貫きました。結果、友達もたくさんできました。
でも、一部からは「偽善者」と言われ、リアル涙目になる経験を何度もしてきました。
今回は「偽善者」である私が、「偽善者とはどんな人なのか」と「偽善者の特徴」についてご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、偽善者のことをよく知ってください。
偽善者とはどんな人なのか
「偽善者」とは、まわりから好かれるために善い行動をする人のことです。
具体的にどんな行動をする人なのか。私自身の実例をご紹介します。
部活の後輩が、泣きながら人生相談してきたので、毎日4〜6時間(約3ヶ月間)話を聞いてあげた。
重い荷物を持った後輩女子がいたので、荷物を持ってあげた。「別にいいですよ」と言われても、無理やり荷物を持った。
上司と飲みの話になった時は、必ず「連絡してくれれば、いつでも行きますよ」と返事。仕事の時は「若手なんで何でもしますよ」と返事。
偽善者は、好かれるための行動に手を抜きません。
言い換えれば「承認欲求の塊」が偽善者です。
※承認欲求がわからない方はこちら【要約・感想】『嫌われる勇気』から学んだ8つのこと!をご覧ください。
補足:偽善者の類義語、対義語
余談ですが、偽善者の類義語と対義語をご紹介します。
偽善者の類義語
- 猫かぶり:本性を隠して自分を良く見せようすること
- 食わせもの:思ったよりも大したとこがない人
偽善者の対義語
- 偽悪者:内実とは裏腹に悪人を装い行動する者
偽善者の5つの特徴
偽善者の特徴は、5つ。
- 外面がいい
- 下心丸出し
- 不幸話が好き
- 度を超えた気遣い
- 八方美人
それぞれ順番に解説します。
①外面がいい
偽善者は、外面だけめちゃくちゃいい。
偽善者は「いい人に思われたい」という心理があるので、嘘をついてでも「いい人」を演じ続けます。
具体的な特徴としては、以下のとおり。
- 常に笑顔
- 話し上手
- 聞き上手
誰に聞いても「あの人いい人だよね」という印象の人は、偽善者の可能性高いです。
②下心丸出し
偽善者は、下心丸出し。
例えば、先ほどの実例②。「別にいいですよ」と言われても、絶対持ちます。なぜなら「好かれたい」「相手に貸しを作りたい」という下心があるから。
偽善者は、自分の行動に対して必ず見返りを求めてきます。
逆に、見返りがないとわかっていることには手を出しません。
ある意味「腹黒くて、計算高い」とも言えます。
③不幸話が好き
偽善者は、他人の不幸話が大好物。
例えば、先ほどの実例①。人生相談や悩みを聞くことは、その人だけでなく、周囲の印象アップにつながるので率先して行います。
不幸話をした本人にとってみれば「親身に聞いてくれて嬉しい」ですが、偽善者にとってみれば「周囲に好かれたい」だけの行動なのです。
④度を超えた気遣い
偽善者は、度を超えた気遣いをしてきます。
- 重いものを無理やり持つ
- やたらお土産買ってくる
- 飲み会での料理取り分け、グラス交換
「周囲から好かれたい」という下心があるので、異常な気遣いをしてきます。
ときには「小さな親切、大きなお世話」になることも。
度を超えた「気持ち悪いくらい優しい」が偽善者の特徴です。
⑤八方美人
偽善者は、間違いなく八方美人。
例えば、実例③。「上司に好かれたい」という下心があり、特定の上司だけでなく、ほぼ全ての上司に、最高の部下をアピールします。
「全員に好かれたい」ので、接する時は、誰に対しても常に笑顔を絶やしません。
ただ、全員から好かれようとするせいで、意見がコロコロ変わり、辻褄が合わなることが頻発します。
偽善者が嫌われる理由
偽善者が嫌われる理由は以下の3つです。
- 信用できないから
- 良い人アピールがムカつくから
- 心が読めないから
実体験ベースで解説します。
①信用できないから
偽善者は、嘘をついてでも「良い人」を演じる。
とはいえ、嘘をついてしまうと後でつじつまが合わなくなるので、信用されません。
私が大学生の頃、彼女を傷つけないようにいつも嘘をついていた。でも、結局嘘がバレて彼女を傷つけることに。そのまま、別れたなんてことがありました。
相手を傷つけないようにといっても、やはり嘘は自分しか守れない。
嘘は絶対に相手を傷つけてしまうので、嘘を日常的についてしまう偽善者は信用されにくくなります。
②良い人アピールがムカつくから
偽善者はとにかく承認欲求が強いので、周りから認められようとおせっかいしてくる。
そんなおせっかいが何度も続くと、誰でもイライラしてきます。
例えば、友達にプレゼントもらった時、何かお返ししようと考えますよね。でも、これが月一、週一、毎日となればどうでしょうか。プレゼントは良い行動のはずだけど、さすがに何度も続くと迷惑に感じますよね。
しかも、偽善者に限って下心丸出しで見返りを求めてくる。
偽善者は良い人アピールがムカつくので、普通に嫌悪感をいだきます。
③心が読めないから
偽善者は本音を隠し、うわべだけで行動するのがクソ上手。
なので、全く心が読めない。
実際私も、友達に「優柔不断でキモい」「何が言いたいの?」「自分の意見はないの?」とボロクソ言われたことがありました。私自身は良いことをしていたつもりが、相手に不信感を与えていたなんて…
心が読めない人と、誰でも一緒にいたいと思えません。
その結果、気づかず嫌われていくのです。
偽善者にならないための対処法
偽善者にならないための、たった1つの方法は「見返りを求めないこと」
見返りを求める=下心がある
見返りを求めるということは、相手に対して下心があるのと同じ。
例えば、あなたが電車に乗ってて、後からおばあさんが乗ってきた。あなたは席をゆずろうと声をかける。でも、「年寄り扱いするんじゃねえ」とキレられた。そしたら「せっかく親切にしてやったのに」と不機嫌になった。
普通のことかもですが、冷静に考えたらおかしいんです。
だって、席をゆずることを決めたのはあなた自身で、おばあさんに頼まれたわけではないから。
勝手に親切をしておいてキレるなんて普通じゃない。「席をゆずった」という行為には、「感謝されたい」という下心が隠れている証拠になるのです。
見返りを求め続けると、不幸になる
感謝されたいと見返りを求め続けると、不幸になります。
なぜなら、感謝するかどうか決めるのは相手だから。
先ほどの例で言うと、感謝するか決めるのは席をゆずってもらった「おばあさん」。席をゆずった「あなた」には何もできない。
相手の行動は、あなたにはどうすることもできない。
つまり、感謝するかは相手自身なので、見返りを求め続けてしまうと、永遠に不満が残る。
「感謝してほしい」と下心持って行動することは、精神と時間の無駄ってこと。
見返りを求めないこと。
これが、偽善者にならないための唯一の対処法です。
偽善者への接し方
では、実際に私のような偽善者にあったらどう接したらいいのか。
接し方は2つです。
- なるべく関わらない
- 承認欲求を満たしてコントロールする
順番に解説します。
①なるべく関わらない
一番有効なのは、なるべく関わらないこと。
前述したとおり、偽善者は下心丸出しで善行に対する見返りを求めてきます。
つまり、関わらないようにすれば「こいつからは見返りもらえないな」と思われて、良い人アピールしてこなくなります。
関わりすぎるとメンタルやられるので、なるべく距離をとりましょう。
②承認欲求を満たしてコントロールする
どうしても関わらないといけない。
そんな場合は、承認欲求をある程度満たしてあげましょう。
偽善者は、常に損得勘定で行動するので、少しでもメリットがあれば簡単にコントロールできます
例えば、何かお願い事をするとき。「そういう優しい性格好き」とか「〇〇さんだからお願いするんだよ」とか。こんな言葉一つかければ、簡単に行動してしまう。それが偽善者です。
特に「他の人も…」なんて、周りからの評価も上がる話も加えられればなおよし。
承認欲求を先に満たしてあげることで、コントロールしやすくなります。
偽善者は悪くない!
ここまで、「偽善者の特徴」をまとめてきました。
私が結論として言いたいのは、偽善者は悪い存在ではないということ。
- 優しい
- 常に笑顔
- 聞き上手
と、割とプラス要素が多いです。
なので、害悪ではないかなと。
今回は以上です。
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