「できないくせに完璧主義」の性格で悩んでいる人は多いハズ。
この記事では、「できないくせに完璧主義」の特徴、デメリット、原因となる心理要因などを解説します。
また、完璧主義を抜け出すための具体的な方法や習慣、自己評価の見直し、目標設定のヒントなども提供します。
この記事を読むことで、完璧主義から抜け出し、ストレス軽減につながるはずです。
完璧主義がもたらす悪影響や問題点を理解し、自己評価の見直しやミス・失敗の許容、効果的な目標設定などを通じて、より充実した生活を送るための道筋を見つけることができるでしょう。
完璧主義の定義
完璧主義は、完全な結果や成果を求める心理的傾向を指します。
完璧主義の特徴
完璧主義の特徴としては、以下のような要素が挙げられます。
①高い基準
自分自身や他人に対して非常に高い基準を持ち、完全な結果を求める傾向があります。
②小さなミスも許さない
小さなミスや失敗を許容せず、完璧さを追求します。
③自分が常に正しい
常に自分が正しいと考えていて、自分の非を認めようとせず、高圧的な態度をとってきます。
完璧主義者の末路
完璧主義者に起こる悪影響についてまとめてみました。
以下にその一部を紹介します。
①ストレスと不安の増加
完璧主義者は、完全な結果を求めることによって常にプレッシャーや不安を感じ、ストレスが増加します。
②パフォーマンスの低下
完璧さを求めすぎるあまり、時間やエネルギーを細部に費やし、本質的な目標から逸れることがあります。
③時間管理ができない
完璧主義者は、細かい部分に過度にこだわるため、タスクの遂行に時間をかける傾向があります。
④周囲から嫌われる
完璧主義者は他人にも高い基準を求めることがあり、周囲の人から嫌われる傾向があります。
完璧主義の原因となる心理要因
完璧主義の原因となる心理的要因や背景には、以下のような要素が考えられます。
①ミスは許されない
完璧主義者は、完璧な結果を追求することで自己価値や安全性を確保しようとする傾向があります。
失敗やミスを許容することができず、自己評価や自尊心に大きな影響を与える可能性があります。
②過度な承認欲求
完璧主義者は、他人からの承認や賞賛を強く求める傾向があります。
完璧な成果を達成することで、他者からの肯定や称賛を得ようとします。
③支配欲の強さ
完璧主義者は、状況や結果を完全にコントロールすることに執着し、不確実性やリスクを避けようとします。
④過度に他人と比較する
完璧主義者は他人との比較によって自己評価を行い、競争心を燃やすことがあります。
他者と比べて完璧な成果を出すことで優越感を得ようとする場合もあります。
完璧主義から抜け出す方法
完璧主義を克服するための具体的なアプローチや方法を提案します。
①高すぎる目標をたてない
完璧主義者は、達成困難な目標を設定する傾向があります。
自身の能力を正確に評価し、現実的な目標を設定することで、ストレスを軽減し、成果に満足感を得ることができます。
②進捗を重視する
完璧主義者は細部に過度にこだわりがちですが、進捗を重視することが大切。
完璧さを求めるのではなく、進めることに焦点を当て、段階的に目標に向かって進むことで、効率的な成果を生み出すことができます。
③ミスや失敗を受け入れる
完璧主義者はミスや失敗を許容することが難しい傾向がありますが、気にしないことが重要です。
精神科医の樺沢紫苑先生も「失敗しても”ま、いっか”と考えれば気持ちがラクになる」とおっしゃっています。
ミスしても気にせず、もっとラクに考えるのが良いです。
④寛容さを身につける
完璧主義者は自己や他者に対して厳しいことがありますが、柔軟性と寛容性を持つことが必要です。
自己評価や他者評価を柔軟に捉え、自己受容や他者を受け入れることで、心の余裕と幸福感を得ることができます。
⑤サポートしてもらう
完璧主義を克服することは、１人では難しい場合もあります。
信頼できる人や専門家に助けを求めることで、自身の思考や行動パターンに対する新たな視点やアドバイスを得ることができます。
完璧主義を克服するための習慣
完璧主義を克服するためには、日常の習慣が重要です。
以下に、完璧主義を克服するための具体的なアイデアをいくつか紹介します。
①達成可能な目標設定
目標を設定する際には、現実的で具体的な目標を明確にしましょう。
達成可能なステップやタイムラインを計画することで、行動に移しやすくなります。
②ミスや失敗を受け入れる習慣
ミスや失敗は成長の機会です。
完璧主義から抜け出すためには、ミスや失敗を恐れずに受け入れる習慣を身につけましょう。
それを学びの機会として捉え、改善点を見つけることができるようにしましょう。
③柔軟な評価
完璧な結果にこだわるのではなく、自分のパフォーマンスを柔軟に評価する習慣を身につけましょう。
進捗や成長の度合いを客観的に見つめ、パーセンテージ思考を取り入れて自身を評価しましょう。
④自己のケア
ストレスやプレッシャーが完璧主義を助長することがあります。
自己ケアやリラックス法を取り入れることで、心身のバランスを保ち、冷静になることができます。
例えば、瞑想、ヨガ、散歩などのリラックス法を日常に取り入れてみましょう。
⑤サポートを求める習慣
完璧主義は孤立感や圧迫感を生み出すことがあります。
サポートを求める習慣を身につけましょう。
信頼できる友人や家族、専門家、コーチなど、自身をサポートしてくれる人々に相談したり助言を求めたりすることで、新たな視点やアイデアを得ることができます。
⑥自己評価の見直し
完璧主義者は自己評価が厳しくなりがちです。
自身の能力や成果を客観的に評価することが難しい場合は、批判的な自己評価を見直す必要があります。
自分の成功や成果を客観的に振り返り、適切な評価を行いましょう。
⑦優先順位の設定と時間管理
完璧主義者は細かい部分に過度な時間を費やし、大切なタスクや目標を後回しにする傾向があります。
優先順位を設定し、効果的な時間管理を行うことで、適切なバランスを保ちながらタスクに取り組むことができます。
⑧アドバイスを素直に聞く
周囲からのアドバイスは成長の機会です。
完璧主義者は批判的なアドバイスを無視しがちですが、積極的に受け入れる習慣を身につけましょう。
他人の意見やアドバイスを真摯に受け止め、自己改善につなげることが重要です。
⑨小さな成功を喜ぶ習慣
完璧主義者は大きな成功しか認めない傾向がありますが、小さな成功や進捗も喜ぶ習慣を持つことが大切です。
日常の小さな成果や努力に対して自分自身を褒めることで、ポジティブなモチベーションを保ちながら前進しましょう。
⑩自己受容
完璧主義者は自己評価において厳しい傾向があります。
メンタリストDaiGoさんも「完璧主義を克服するには、まず自分を認めることが大切」とおっしゃっています。
自身の欠点や不完全さを受け入れながらも、自分自身を尊重することで自己肯定感を高めることができます。
まとめ
本記事では、完璧主義者の特徴やその人が及ぼす悪影響について紹介しました。
完璧主義はストレスやプレッシャーを引き起こし、自己評価を低下させることがありますので、あまりおすすめできない性格です。
しかし、自己評価を見直し、自分を受け入れることができれば、完璧主義も治るのかもしれません。
完璧主義を克服するための方法を実践し、自己肯定感を高めながら自分自身を受け入れることで、より充実した人生を送ることができるでしょう。
今回は以上。
コメント