こんにちは!深夜アニメ歴12年のもっこです!
2018年夏アニメ、『BANANA FISH』のあらすじと感想をまとめました!
- あらすじ
- 見どころ
- 感想【ネタバレあり】
この記事を読めば、アニメ全24話の概要がわかります!!
【感想】は、1度見た人向けに、印象的な話をピックアップしました!【ネタバレありです】
まだ見ていない方は、【あらすじ】【作品情報】【見どころ】まででお願いします!
あらすじ
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ・リンクスは、17歳にしてストリート・ギャングをまとめ上げていた。
引用元:TVアニメ「BANANA FISH」公式サイト
ある夜、アッシュは自身の手下によって銃撃された男からある住所とともに「バナナフィッシュ」という言葉を伝えられる。
それは廃人同然の兄・グリフィンがしばしば口にする言葉だった。
時を同じくして、カメラマンのアシスタントとしてやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。
作品情報
放送時期 | 2018年7月〜12月 |
制作会社 | MAPPA |
キャスト(声優) | アッシュ・リンクス:内田雄馬 奥村英二:野島健児 マックス・ロボ:平田広明 ディノ・ゴルツィネ:石塚運昇 ショーター・ウォン:古川慎 フレデリック・オーサー:細谷佳正 伊部俊一:川田紳司 リー・ユエルン:福山潤 シン・スウ・リン:千葉翔也 ラオ・イェン・タイ:斉藤壮馬 ブランカ:森川智之 |
制作会社は、あの『ユーリ!!! on ICE』などを手掛けたMAPPA。映像も超キレイで、最後まで見とれちゃいました。
見どころ
これは男同士の友情の物語
主人公は2人。アメリカ人でストリートギャンブのボス・アッシュと日本人でカメラマン助手の英二。
『BANANA FISH』は、この2人の友情の物語です。
頭もいいし、戦闘能力もクソ高いアッシュ。そして、アッシュと正反対で、何も特徴がない普通でひ弱な日本人の英二。万能なアッシュのバトルに白熱し、ときどき見せるアッシュと英二との日常に癒やしを感じ、、、。緩急のきいた展開に心を奪われ、24話見終わるのはあっという間でした。
アッシュは、ギャングのボスだけあってくそ怖いんですが、つらい過去があり、心で泣きながら戦いに挑みます。その傷ついた心を癒やすのが英二です。アッシュは現実世界で英二を守り、英二はアッシュの心を支える。2人の助け合う姿に感動しました、、、

たしかに、「腐女子向け」とか「BL」とか言うのもわかります。女性ほとんどでてこないですからね、、、。どんな感想をもとうと人それぞれです。 でも、見る前から批判するのはやめてください!そして、男性の方!男ばかりでてるからって、見るのをあきらめないでください!
この作品は、連載終了から20年以上たっています。そんなにたっているのに、2018年にアニメ化できたんです!
調べたところ、ある女性プロデューサーが「好き」と「熱意」のこもった企画書を出したから、アニメ化が決定したそうです。好きな気持ちは偉大ですね!アニメ化していただき、本当にありがとうございます!
あなたもぜひ、アッシュと英二の友情をアニメで感じてください!
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感想(※ネタバレあり※)
アッシュと英二の出会い


人を、、、殺したことある?
第1話。取材でアッシュにあったときの一言。
英二すげえ度胸あるやつだなと思いました。普通こんなとこ取材でも行かねえよ、、、。このとき、英二の純粋無垢な性格に、アッシュはなんとなく心を許した感じでした。改めて1話見ると、まだ仲良くはないですね。
自由

お前はいいな。あんな風に飛べて。
マービンに捕まってしまった、英二とスキップ。アッシュが助けに来るも間に合わず。唐突なスキップとの別れ、、、。2話だけどすでに泣きそうだった、、、。
上のセリフは、病室でアッシュが英二に向けて言ったセリフ。

小さい頃から性的虐待を受け、つらい日々を送ったアッシュ。それと正反対に、平和な毎日を過ごしていた英二。そんな「英二みたいな平和な日々がほしかった」という思いからでた言葉ではないでしょうか。切なくなります、、、
最愛の兄

誰かを憎まなきゃ救われなかった、、、
兄・グリフィンの死。アッシュはグリフィンの足をうったマックスを憎んでいました。でもそれは、憎まなきゃやっていけなかったからです。
つらい幼少期を過ごしたアッシュにとって、兄は希望でした。スキップといい、グリフィンといい。もうこれ以上アッシュから何も奪わないでくれ、、、。このあと、刑務所をでて、諸悪の根源ゴルツィネに復讐しにいきます。
裏切り

頼んだぜ。
家族を人質に、裏切りを余儀なくされるショーター。
ショーターはアッシュに、「英二を頼んだぜ」と言われますが、何もできません。ここまで気がまわるアッシュはすごい!でも、ショーターの気持ちを考えると、まじで、見ててつらかった、、、
親友

「バナナフィッシュ」によって、「英二を殺す」という催眠にかかったショーター。最後は、親友であるアッシュがトドメをさしました。ゴルツィネまじで外道すぎる、、、。この段階では、英二が死ぬという選択肢もあったはずです。
しかし、アッシュはとっさに英二を選びました。やはり、アッシュの中で、英二の存在が大きくなっていることがわかります。英二の純粋さをアッシュは必要としているのです。
まだ10話くらいなのに、展開が早すぎて、心がついていけませんでした、、、。もうアッシュをいじめないでくれ、、、
孤独

ゴルツィネに経済的な大ダメージを与え、オーサーにも決闘で勝利。2クール目に入って、やっと反撃がはじまりました。オーサーは、特に卑怯な手を使いまくっていたので、倒せてよかったです!
そして、第13話で「キリマンジャロの雪」の話がでてきました。
ヘミングウェイの小説。キリマンジャロの雪で覆われた頂上近くに1匹のヒョウの死体があった。アッシュは考えていた。死体は戻ろうとしていたのか?それともなお高みへと登ろうとしていたのか?いずれにせよ、ヒョウはもう二度と戻れないことを知っていただろう。
この雪山でのヒョウが、自分とかさなって見えていたんだと思います。圧倒的な孤独が。戻れないことを知って、なお死を恐れず立ち向かう姿が。けんかめちゃくちゃ強いけど、こういう文学的な一面があるのもアッシュの魅力ですよね!
そんな孤独を感じているアッシュに英二は言います。
人間は運命を変えることができる。ヒョウにない知恵を持って。そして君はヒョウじゃない。
出会ってから、苦しさも楽しさも共有する中で、2人の信頼関係がさらに深まったセリフだと思いました。英二まじかっけえっす。
殺し屋

殺し屋兼アッシュの師匠のブランカ登場。
バトルの日々だけでなく、アッシュと英二の日常パートも増えて、明るい『BANANA FISH』になっていたのに、、、
このブランカは、アッシュの師匠だけあってやばい実力の持ち主です。個人的に、私の好きな声優である森川さんが声を担当しているので、しびれました笑。このブランカが後半でいい味だすんですよね、、、
ユエルンの苦悩

最後の最後まで、アッシュの邪魔をしてきたユエルン。
邪魔してきた理由は、自分は孤独であるのに、アッシュには英二という友がいるのが許せなかったから。ようするに、完全にアッシュに嫉妬していたのです。
ユエルンもつらい過去があり、『BANANA FISH』の中では、アッシュと相対するキャラでした。後半になればなるほど、アッシュと英二の関係を引き離そうと感情的になる姿は、見ていてつらかったです、、、。
ライ麦畑でつかまえて
最後、英二からアッシュへ手紙が、、、
手紙(要約)
僕はアメリカに来て、君に出会えて本当に良かった。
君は、僕よりずっと頭もいいし、力も強い。
でも、僕は君を守らなければとずっと思っていた。
僕は運命から君を守りたかった。
君を連れ去り押し流す運命から。
君は一人じゃない。僕がそばにいる。
アッシュは、ずっと英二から受ける「無償の愛」に支えられていたのです。
最後、まじで感動でした、、、。
最後に
万能すぎるけど心に傷をおっているアッシュと、力は弱いけど優しく誠実に人と向き合える英二。
徐々に絆を深める2人に終始目がはなせませんでした。
このアニメ化を提案してくださった、瓜生プロデューサーには感謝の気持ちでいっぱいです。

アニメ『BANANA FISH』関係者の皆様、素晴らしい作品を本当にありがとうございました!
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